本来首の骨(頸椎)は緩やかなカーブを描いています。その首の骨が前傾姿勢(下を向く)を続けることによってまっすぐになってしまい、本来のカーブが失われた状態(戻りにくい状態)のことをストレートネックといいます。

ストレートネックになる原因として、スマートフォンやパソコンなどを長時間使い、生活するうえで悪い姿勢が続く事、顔が前に出ている時間が長く首の弯曲が無くなることで真っ直ぐな状態になります。

また首の骨(頸椎)がまっすぐになる事で、背中の骨である胸椎の2・3番目の動きも悪くなり、背中の丸みを作ってしまいます。結果として姿勢全体が崩れてしまい様々な症状が不調して出やすくなってしまいます。

首が前重心になることで、頭の重さを肩首の筋肉で支えてしまい、常に筋肉が緊張状態になるために、慢性的な首・肩こりが現れます。

進行すると首から出ている神経を筋肉や狭くなった骨同士で挟むことで圧迫されてしまい、しびれが出現してしまうこともあります。

他にも頭痛や吐き気、めまいや自律神経失調症状(冷え、倦怠感など)といった様々な障害が起こります。

特にストレートネックがひどくなると首から肩の筋肉の硬さが強くなり、筋緊張性の頭痛の原因にもなります。脳神経外科に行かれて「筋緊張性頭痛」と言われている方は、ストレートネックが原因かもしれません。

ストレートネックの原因と言われる、首から肩にかけての筋肉や関節を正常な動きに戻すために骨格矯正やストレッチなどを行っていきます。

またストレートネックになっている事で、巻き肩や背中が丸くなる猫背にもなっていることが多いため、首だけではなく背骨や肩・骨盤にもアプローチをする必要があります。

なぜかというと、背中の筋肉は首から骨盤にかけて付いており、人体の中でも長い筋肉になります。猫背や巻き肩などにより背中の筋肉(脊柱起立筋群)が硬くなってきてしまうと骨盤の動きを悪くし、背中から首にかけて影響を及ぼしてしまうからです。

また、猫背による姿勢不良の状態だと背中や腹筋が弱く使いづらい状態になってしまいがちです。

それらが長い期間続いてしまうと体幹部分の筋力ダウンに繋がり首への影響を大きくしてしまいます。以上のことを考えると筋力アップも必要になっていきます。コアトレーニングを行い、良い姿勢を獲得していくことが首への負担を無くすことに繋がります。

ストレートネックは放置せず、数多くの患者様から喜ばれ、信頼されている成接骨院でしっかりと治療しましょう！